毎度のことだが、なんとかかんとか今月も乗りきった、、、!
安堵と疲労とが入り混じったため息を吐いて俺はイスに体を預けた。
ぐぐぐぅ〜…と伸びをして。
フッ…と目に留まったカレンダーに今年ももう残すところ一ヶ月もないということに気づかされた。
早いもんだなぁ〜…。
電撃プロポーズから2年。
ミシンをプレゼントしてから1年。
特に進展なしなところが痛いが…。
まぁいいさ。
クリスマスにビシッと決める。
俺は十分待った。
十分過ぎる程に待った。
別に…急いでるつもりはないが、やっぱ長過ぎる春ってのはあまりよろしくないし。
それに男としてケジメってやつをちゃんとつけなきゃな、うんっ!
デスクの引出しに眠る指輪に想いを馳せながら。
『今年こそは…!』と決意を新たにした。