窺うような、賛同を求めるような顔して俺を見つめるから。


「あぁ…そうだな。

それが出来上がった時、俺が腰が折れ曲がったヨボヨボのジジイじゃないことを願ってるぜ」


そう言って茶化した。



「大丈夫っ!

今まで十〜…分、イツキさんには世話になってんだからイツキさんの老後は責任もって私が介護してあげるから!」


嬉しいんだか嬉しくないんだか。
喜んでいいのかどうなのか…。


微妙な返答を満面の笑みで返してくれて。

それを俺は引きつった笑で受け流して。



今から思えば…これが始まりだったんだーーーー…。