慌てて弁解するも、何を喚いても非難の目しか返ってこず…。
だからもう諦めて黙った。
すると素直はクスッと笑って。
「わかってる」ってこぼした。
「前に話したことあったでしょ?
デザイナー夢見て日本から来てた人の話。
その人から教えてもらったことあるの。
教えてもらった…って言っても裁縫の基礎の基礎って感じなんだけだね。
だからまぁ…多分途方もない時間がかかると思うのよ。完成するまでに。大体、完成できたらいいけどって感じだしね。
だから…調度いいと思うのよ」
「何が…調度いいんだ?」
「それだけ時間がかかったら…完成する頃には……歩けるようになってるかも…しれないでしょ…??」