「俺は…歩けようが歩けまいが、お前がいてくれたらそれでいいって気持ちに今も昔も変わりはない。

もちろん、お前の気持ちはわかってるよ。
どれだけ努力してきたかも、耐えてきたかも。

ちゃんとわかってるけど、言うぞ?

無理はするな。
今日まできたんだ、今更焦るな。

無理して体壊したり、ストレス抱えたり。
期待が外れてダメージ受けたりしてほしくないんだ。

お前が…そばにいてくれりゃそれでいい。
それだけは忘れるな。」


わかったな?と、念を押すと「うん」と言って頷いた。


「ありがと。
でも焦ってないよ?
無理もしてない。

でもね、何か…感じるの。
歩けそう…みたいな、予感めいたものを最近感じるの!」