今回も〆切ギリギリで何とか仕上げ。
ちゃんとバックアップをかけてからパソコンの電源を切った。


毎回そうだが、何とかのりきった…っっ!
自分でも感心するよ…。

あれだけ捻っても唸っても何にも出てこなかったのに…。やっぱいるんだな、“閃きの神様”みたいなのが。降りてきてくれる時は降りてきてくれるもんだ…。


苦笑いをこぼしつつ、固まった首をコキコキならしながら部屋を出た。


時刻は夜中の2時を過ぎたところ。

あぁ〜…腹減ったなぁ〜…。
何かねぇかなぁ?

グゥグゥと鳴く小腹を抱えキッチンへ向かう途中、素直の部屋から漏れる明かりに足を止めた。


あいつまだ起きてんのか…?
それとも消し忘れたか?


そう思って少し開いていたドアを開けて中に入ったら。


「…キャァッ!
ノ、ノックぐらいしてよっ!」


起きていた素直は普通に驚いた。