「それに…未来は誰にもわかんねぇよ。

お前が歩けるようになるかならないかも、それがいつかもわからないように。俺たちの子供が出来るか出来ないかもわかんねぇ。そうだろ?

そんな不確かな未来を心配するなんてバカげてる。

それより今を生きろ。
今、お前の目の前にいる俺を信じろ」


抱きしめる力を強めれば素直は更に泣きだした。


「私…こ、こんなに幸せで、、、いいのかな…」


嗚咽交じりにそう言って。


「当たり前だろ?
これからもっともっと…幸せになるんだよ。2人で…な?」



そう言ってようやく、コクン…っと頷いて。
俺の背中に手を回したーーー…。