あ〜……。
何か、言わなきゃ良かった感がすごいんだけど。


沈黙が余計に恥ずかしさを募らせるし。
つーか、好きだっつぅより小っ恥ずかしいこと言ってんのに。

何だよ、この反応。
すげぇムカつく…。
てゆうより、恥ずかしい。

そりゃ、こいつがこんなこと言われて喜ぶ女じゃないことは予想してたけど、、、。


それでもそんなあからさまに嫌そうな顔しなくても…。


俺は内心イジけていた。
辛い沈黙に耐えかね、思わずため息を吐いてしまうと。


すると彼女は弾かれたようにこっちを向いて。


「……ねぇ？
私、これでも喜んでるんだよ？」


誰が見たって大嘘だってわかることを真面目な顔して口にする。


「そんな気、遣ってくれなくていいよ。
どうせ馬鹿だと思ってるんだろう？
正直に言ってくれた方がまだましだ」