「お前が歩きたいって思ってくれたことや、リハビリをがんばろうって思ってくれたことはマジで嬉しいしもちろん大賛成だ」
そう前置きした上で、まだ少し躊躇いはあるものの俺は続きを口にした。
「だけど正直、俺はお前がそばにいてくれりゃぁ…何だっていい。本気でそう思ってる。」
「………。」
「歩けようが、歩けまいが。
車イスだろうと何だろうと。
お前が行きたいところに俺が連れてってやるし、俺が行くところにお前を連れて行く。おんぶだろうと何だろうとするし、下着屋だろうとエロい店だろうとどこだってついていくさ。
その考えがお前をダメにしてると言われようが、甘やかしてると言われようが…俺はそれでいいと本気で思ってる。…つーか、端からそうするつもりだしな。」
いい終わると同時にチラッと素直をみると眉間にくっきりシワがよっていて…。