「初めて“彼氏”ができたのは…中学1年の時。
まぁ今から思えば、恋に恋してた時代なのよね。
そういうことに興味がでてくる年頃だし、周りにカップルとよばれる子がいると羨やましくなって、自分も〜ってなるのよね。
相手は3年生の先輩でね?
告白されて付き合うことになったんだけど…。
本当に好きなのかどうかも深く考えぬまま始まったものにうまくついていけなくてさ…。
逆方向なのに一緒に帰ろうとする先輩がわかんなかったり、やたらと夜に電話をしたがる先輩が正直…うっとうしかった。
ほら…私、施設でしょ?
だから一緒に帰るったって…ねぇ?
こっちとしては施設の前まで送られたくないし、電話もその時代に携帯電話なんてなかったから施設の事務所にかかっちゃうのよ。
だから何かと理由をつけて回避してたらギクシャクしちゃって。
うまくいかなくなっちゃって終った。」