つまり、対談のオファーは社長の一存で受けるがその対談中に彼女が話すかどうかは彼女次第ってことらしい。
記事になるかどうかは対談してみなけりゃ、彼女と会わなきゃわかんねぇってこと。
なんて話だっ!!
何様だ、おいっ!
ふざけんじゃねぇっ!
……って声を荒げた俺に、社長はニ〜ッコリ笑って。
「腕が鳴るな〜、樹っ!
これはお前にしかできないぞ〜?あ、くれぐれも言っておくが、間違っても彼女の機嫌を損ねるなよ?
上手いことのせて、今まで誰も知り得なかった話を引き出すんだ。
期待してるからなっ!」
『冗談じゃないっ!そんなふざけた仕事はごめんだっ!!』
……って喚いたけど取り合ってももらえず。
結局、有無を言わさず押し付けられてしまった…−−−。