「…い、言ってやろっ!

2週間後にNaoちゃん帰ってきたら真っ先に今の発言言ってや…」


……ブチッ。


お前はガキかっ!!


そう言ってやろうかとも思ったが、どうやら『バカは死ななきゃ治らない』らしいからもうブチッと電話を切ってやった。


何が…“男と女”だよ。

何が“どうなるかわからねえ”だよ。


バカバカしい。


一回り以上も違うあいつと俺。

どうもこうも、なりようがねぇよ。


「………はっ!」


そう鼻を鳴らすとすっかり冷えた残りのコーヒー喉に流しこんで俺は席を立った…−−−−。