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2月は逃げるように去り、3月を連れてきた。
春はもうすぐ…なのかもしれないが、まだまだ寒い。
対談記事が載った雑誌は春の特別号らしく、3月の第2週に発売されると聞いていた。
その発売日の3日前−−。
その日は金曜日で、俺は頼まれてたコラムをボチボチ考えてた午後。
出版社から特別号が送られてきた。
自分の記事にこれほどまでに胸が高まったのは…恐らく、初めて自分の記事が雑誌に採用された時以来だろう。
妙にドキドキして、早く開けたいような開けたくないような。
中身を知ってる分、驚きや感動はないものの、自分が何書いたか分かってるだけに変に照れた。
こんな風に自分の書いたものが載った雑誌が送られてくることもあるし、送られてこなけりゃコンビニで立ち読みしたりする。