「ガキじゃないもん！」
はぁー、そうやって向きになってるところがガキなんだっつーの。
久々のデートで海に来たのはいいものの....人多すぎ。
しかもこいつは分かってないだろうけど。
さっきから周りにいる親父に体が当たってる。
コイツは自覚していないけど、沙希はモテる。
学園でも男からの視線集めてるし。
なのにそれに気づかずに自慢もしない。
そこがまた良いんだろうな。
「それにしても、人多いね。」
「あぁ。」
あ゛ー、むかつく。
触ってんじゃねーよ！
いったいいつになったら自覚してくれんだよ...。