こうなったらかなは面倒くさい。 「まぢ、なんでもないってば(笑)てか 今日一時間目から数学だよー」 「ぎゃー、無理‼」 かなはアホだから扱いやすい。 話をそらせば、すぐ忘れる。 りさは最初から興味なさそうに 外を眺めていた。 一つ、深いため息。 まだ、胸がドキドキする。 このドキドキ初めてだった。 まだ、気がつかない恋心。 ー...はじめまして...ー