笑った顔が、とても可愛かった。

ードキ...ー

少しだけ胸が熱くなった。

我に帰りドキドキした胸を落ち着かせ
平然を装いあいさつをまた返す。

「お、はよーっ‼」

やばい、裏返った。(笑)

そんなあたしを見て博之は
たのしそうに笑ってくれた。

あたし、こいつあんまきらいぢゃ
ないかもしれない。と思った。

博之は、教科書を机にしまいながら
「あ、あのさー...」

「えっ、なにっ?」

博之は耳が赤くなっていた。
寒さのせいかな?もう11月だし...

気になりながらも、
博之の続きの言葉を待っていた。