ひとしきり泣くと、涙は止まった。


シキはしゃがんでいた私の前にずっと座っていた。


涙が止まると、私はスクっとたちあがり、テレビの横にある収納ボックスからある物を取り出した。


シキは座ったまま、私が何をしているのか見ていた。


やっぱ、私にはこれが合ってる。


これで嫌な事全部忘れてやる!


テレビにコードを差し込みセッティングをしていく。