そう言って私の腕をシキが引っ張り、後ろに隠した。


シキ?


「ちゃんと証拠もあるんだぜ?」


シキがポケットから取り出した物は…淳の家に女が入って行く瞬間の写真だった。


それを見せつけると、淳は一気に青ざめた。


黙る淳。


「それに、有美はもう俺の女だから。」