「ど、どうしたの?!急に…」


私は中が見えないように玄関の外へ出て、扉を閉めた。


「うん、どうしてるかなと思って。なんか予定あった?」


「えっ、あ!えーと、今日は千絵とショッピング…かな!」


冷や汗が止まらない。


はははっと笑う私の顔も、きっと引きつってる。


「…ちょっと部屋上がってもいい?」


完全に不意打ちだった。