次の日も有美は仕事だった。


気をつけて行ってこいって言ったら驚いてたけど、上機嫌で家を出て行った。


「ほんと、単純。」


ふぁ〜っとあくびをしながら俺はベランダに出た。


誰もいない事を確認すると、飛び出した。


そう、今日は有美の彼氏の観察。


絶対、アイツなんかある。