朝、目が覚めると、有美はもういなかった。 「ふぁ〜っ…」 まだちょっと眠いな。 寝室を出ると、テーブルに乗った朝食と、一枚のメモ。 アイツ、まだ俺を追い出そうとしてんのか… ま、出て行く気なんてこれっぽっちもねぇけどな…。 そう思いながら、朝食に手を付けた。 やっぱ、うめぇな。