俺がそれに聞きかえすと、女は有美と名乗った。


ふと、まだ自分が布団に乗っている事に気づく。


とりあえず、あやまっとくか…


「有美か。悪かったな、お前のベッド占領しちまったみたいで。」


そう言うと、頭をブンブンと振っていた。


さっきから、有美の目線は俺の頭にあった。


そう、2本の角に。