俺は今、有美って奴の家に住んでる。 住んでるって言っても、強引に…って感じだけどな。 俺の住む本当の家からは…逃げてきた。 もっと言うと、親父から。 俺の力で開けた入り口の先が、有美の部屋へ通じていた。 ここに来たのはただそれだけの事。 そう、偶然。