でも突然、今こんな状況で指輪をはめられるなんて思ってなくて…。


「有美、俺のものになれ。」


シキの目が、私を捉えて離さない。


やっぱりシキは約束を守ってくれた。


信じててよかった。


「うん…!」


私は涙を流しながら頷いた。