にっこりと笑うミゲルを見て、私はすっかり懐いてしまった。


それを見ていたシキが、私の手をひっぱり抱きしめる。


「ミゲル、こいつは俺のだからな!」


なんて子供みたいな事を言いながら。


「えぇ、わかっていますとも。」


と、クスクス笑っていた。


「シキ、ミゲルさんいるのに…」