シキの後ろに隠れながらもおはようございます。と挨拶をする。


「なにそんなに怖がってんだよ?」


「だ…だって…」


「あの時は怖い思いをさせてしまって、申し訳ありませんでした。これからシキ様と有美様の身の回りのお世話をさせていただきます、ミゲルと申します。」


あの時とは全く違う、優しい物腰に私はホッとする。


「よ、よろしくお願いします!」


と、頭を下げた。