そのページには"悪魔から人間になる方法"と書かれていた。


「これ…。」


ミゲルを見ると、にっこりと頷く。


「国王様がシキ様を認めたという事です。それがあれば、人間との壁も取れるでしょう。」


「そうだな…。」


よし、じゃあ戻る準備でもするか。


有美の元へ帰れると思うと、体の痛みは不思議なほど気にならなかった。