ここまで来るのにも大変だったしな。 ベッドに倒れこむとミゲルに一冊の本を渡される。 年季が入っていて、とても古びた本。 「国王様からです。」 「親父から?」 なんだと思い、しおりが挟まっているページを開く。 少し、埃が舞った。