朝、ミゲルがいつものように俺を起こしにきた。


「シキ様、朝です。」


「あぁ…。」


「今日は私と本気でやってみましょうか?」


俺はそれを聞いて飛び起きた。


「ほんとか?!やっとそこまできたのか…。」


そう、ずっと俺は基礎から体を作り、ミゲルとは直接手を合わせる事はなかった。