「シキ様、大丈夫ですか?」 「…見ればわかんだろ…。」 ミゲルはそうですねと言ってクスクスと笑う。 「俺と親父にあんなにも差があると思わなかった。」 「それはしょうがないですよ。相手は国王さまですからね?」 「くそっ…情けねぇ…。」 顔の上に腕を乗せ、顔を隠す。