天井から手を離すと地面に着地する。


親父と向き合い見てみると、親父からは悪魔の力をほとんど感じられない。


そのままの、素の力だけで十分ってことかよ…。


「お前が来ぬのなら、こちらから行くぞ。」


言葉を聞いて、その瞬間にはもう俺の腹に親父の拳が入っていた。


速ぇ…!


「ぐぁっ…」


壁に打ち付けられると、そのまま床に倒れこんだ。