気付いた時には有美の首には短剣が当てられていた。 汚い真似を…! お前ら… 「許さねぇぞ…。」 「シキ様、落ち着いてください。我々は国王に必ず連れ帰るように言われています。もし、シキ様を引き止める者がいるのなら、殺してもかまわないと…」 それを聞いて、俺の怒りは鎮まった。