あの日から、私たちは甘い甘い毎日を過ごしていた。 シキは私が何をしている時でも私にベッタリだし、私もそんなシキに溺れっぱなしだ。 料理を作る時も、シキは後ろから抱きついてくる。 刃物を持っているし、危ないからと言っても聞こうとしない。 挙句には、私の首筋を舐めたりもする。 シキに背を向けて寝ていた体制も、今では向き合い、シキに抱きしめられる形で寝ている。 これが幸せでたまらない。