「ねぇ…っ…名前、呼んで?」 「有美…有美っ…有美…」 シキに名前を呼ばれると、私の体は更に敏感になる。 「…ぁ…シキ…っもっと…もっと呼んで…」 「好きだ。有美…っ…有美…俺から、離れるな。」 「うんっ…」 「お前は、俺の匂いだけつけてたらいいんだよ。」 そう言われて、私がシキの匂いに染まって行くのを感じた。