「…可愛いやつ。」


私の中でシキを感じる。


このまま溶けて1つになってしまえばいいのに…


「シキ…好きだよ。大好き…」


「あぁ。俺も、有美が好きだ。」


静まり返った部屋に2人の息遣いが響く。