私たちを照らすのは、窓の隙間から入る細い月の光だけ。


その光に映し出されるシキの体のラインはとても綺麗で、私は思わず指でなぞった。


「シキの体、綺麗だね。」


「有美も、綺麗だ。」


そのまま抱き合うと、シキの体温を感じる。


とても温かい。


シキは私の口に、頬に、耳に、首に鎖骨に…沢山のキスを降らす。