でも有美はまだ自分の方が上だと思ったらしく、ペナルティにデコピンまでつけてきた。 喋りながら歩き、公園を通り過ぎようとした時。 小さな女の子がボールを追いかけ道路へ飛び出して行く。 気付いた時には有美まで。 右を向くと大型のトラックがクラクションを鳴らしながらブレーキを踏む。 あれじゃ間に合わねぇ…! 「有美っ!!」