私の右腕には女の子を庇った時に地面で擦ってできた引っかき傷のようなケガがあった。


それを見ると、シキは顔を近づけて…傷を舐めた。


「ちょ、シキ?!」


シキの舌がくすぐったい。


一通り舐めると顔を上げるシキ。


「これですぐ傷治るから。」


「えっ?」