やってしまった… さっきまでとは違う、冷たさを含んだ声で言ってしまったんだ。 有美の顔を見る事ができなくて、俺はいつも綺麗に食べる料理を皿に残し、席を立った。 そのまま風呂へ向かい、熱いシャワーを浴びた。 頭から体を伝っていく水が、排水口へと流れて行くのを見ていた。 『シキ様、ごめんなさい。』 『ごめんなさい。』 『ごめんなさい…』