いつも有美は俺に背を向けて寝ている。


それに、ちゃんと俺が入れるスペースを空けておいてくれている。


何時の間にか、これが日常の中の一部になっていた。


寝ているのを起こさないようにと、ゆっくりと布団へ潜り込んだ。


ふと、横を見て、有美の背中を眺める。


泣いてる時はどうしようかと思ったけど…なんか、元気出たみたいでよかった。


そして、自分も眠ろうと目を閉じると…