まだ一回も勝てていない。


なんだよ、この差。


ムキになりながらゲームをする俺の横で、有美がふふっと笑った気がした。


しばらく2人でゲームをしていると、もう時間は6時を回っていた。


有美は夜ご飯を作るために、今はキッチンにいる。


俺はその間もゲームを続けた。


女に負けるなんて、俺のプライドが許さない。