わっ!でた!
今までずーーっと黙ってたから
存在感はなかったけども!!
お気に入りのタバコに火をつけて
セクシーに足を組みなおしながら
我らがボス、神崎律子は
「クルセイドはね?その辺のちゃちな組織とはワケが違う。
あいつらはね?世界中の裏社会のヤツラから資金を得てるんだ。芹澤組みたいなちゃちな組織がつぶれたからってヤツラにとっては痛くもかゆくもないさ。」
そう言って
フゥと煙を吐き出す。
そしてその言葉を補うように
「美優。
アンタがケンカを売った相手はそういう世界規模の秘密結社なんだ。こんな小さな事件一つでヤツラが崩れるワケがない。
甘っちょろいこと言うんじゃないよ。寝言は寝てからいいな。」
そう言って
お母さんはククッと笑う。
せ、世界規模の秘密結社…
そんな相手に煮え湯を飲ませたオンナ、神崎律子…恐るべし…!!!