「ミナ。そんなおこるなって。」
だって・・・!!
そんな、おこるよ!!
「景品だからまた取ってやるよ」
「はぁ!?あたしたちの初めてのぺあなのに!!」
もういい!!
もういいし!!
わかってないんだ・・・!!
虹は、あたしが彼氏いない歴13年でどれだけ初キーホが嬉しかったか・・・・・!!
ひどい・・・!!
ひどいよ。
あたしは、その日一言も虹と話さなかった。
「ミナ・・・あのさ・・」
にじが話しかけてくると、わざとらしく反対の席の子に話しかけた。
そう簡単に許さないんだから!!!
次の日もまた次の日も、あたしは虹と話さなかった。
「ねぇちゃんと話そう?今日は一緒にかえ・・・」
パンッ
あたしは・・・虹の手をつめたく振り払った。
怒ってなんかない。
ただ・・・・ただつまらないいじをはってただけ。
虹のことは好き。
でも一緒に帰ったって話すことなんてない。
でも、次の日の朝・・・衝撃の一本の電話がかかってきた。
それは想像もできないことだった。