そして、独り言のようにつぶやいた。


「普通、言わねぇって。こんなセリフ……」

そしてそのまま、布団に顔をうずめる。


私はいきなりのことで驚いてしまって、ただ黙って見ている。


「……もう、我慢できねぇ」

「え……」

ギシッ……とベッドがきしむ音。


本多君は私の上に覆いかぶさり、色気づいた顔で見下ろす。


「俺の調子狂わせたから、お仕置き。……泣いても、熱上がっても……、責任なんて取んねぇから」

「あっ、あの……」

何かを言いたかった。

けれどその口はふさがれて、やむなく飲み込む。


いきなり舌が入ってきて……、そして荒々しく私の舌を絡めとった。