すると午後の授業のチャイムが鳴り教室にクラスメートが入って来た。

山丘くんはわたしの隣から自分の席に戻っていった。

わたしは授業が始まっても筆を片手に固まったまま。

「おーい桜木~」
そう何度か先生に
呼ばれ我に返った。

気がつけばわたしはクラスメートから注目を浴びていてみんな目を丸くして見ていた。


でも山丘くんだけは口に手を当てて笑いを堪えていた。

それを見てわたしは更に赤面したのは言うまでもない…