~中学2年生~

「いいなぁ可憐は美人で」

「そんなことないよ。」



美人とか可愛いとか
ずっと言われてきた

でも自分ではそうでもない方だと思ってたしけんそんだってしてた。

いつも自分の周りには友達がいて幸せだった。


そしてある日、
いつもはみんなより少し早めに登校するのだがその日は寝坊をしてしまって遅めの登校。

教室へと続く廊下。

おかしい…

この時間帯はほとんどの子がもう登校しているはずなのに教室は静かだ。

そこでそっと教室を覗いた。


確かにみんないる。

どうやら秘密の話でも
しているようだ。

わたしも混ぜてもらおうと教室に入ろうとした時、

「でね、可憐ったらみのりがいつも可憐にくっ付いてるからうざいって言ってたんだよ。でも、可憐の引き立て役になるから便利とかほざいてたw」

「あー!それあたしも聞いた。美人とか可愛いとか聞き飽きたとかブスに美人とか言われても嬉しくないとかさ~」

教室中はブーイングの嵐

わたしはそんな事一言も
言っていないのに。

「ぶっちゃけ可憐ってブスじゃね?日本人形みたいな顔じゃんw」
それにみんな大爆笑

「何かホラーに出てきそうw」



わたしはみんなが怖くて教室に入れなかった。


みんなわたしと目が合ったのにわたしの話を止めないから。