純は俺に背を向けてTシャツを脱いだ。



は?



純の体を見て、俺はどうしたらいいかわからなくなった。



純の背中には昨日見たタトゥーと無数の切り傷の後。



何それ!?



「純!?」



俺はつい純に声をかけてしまった。



純は振り向きもせずに着替える。



「お前…」

「だから見んなって言ったじゃん。」



純は冷たい目をして俺を見る。



「ひいた?」



純のその言葉に返事ができない。



違う。



ひいたんじゃない。



びっくりしただけ。



「もういい。出てって…。」

「純、違う「いいから。もういい…」



そう言う純の目には涙が溜まってた。



「純!!俺の話も「いいって!!早く出てって!!もうあたしに関わんないで!!」



純は俺を立たせて外に出そうとする。



「何でそうなんの!?」

「実際あたしの体見てひいてんじゃ…」


俺は純の口を自分の口で塞いだ。