「拓、俺土曜日に純と遊ぶかも…」

「マジ!?よかったな♪」

「でも来るかわかんねぇ…」

「頑張れよイチ♪」

「おぅ…」



俺はその日から悩み始めた。



服は!?



どこにいけばいい!?



やべぇ!!



純が来るかわかんねぇのにドキドキしてきた!!



俺の考えはまとまらないまま時間は流れる。



今日は土曜日だ。



俺はいつもより服と髪型を気にして家を出た。



駅前に着いたのは14時より少し早い。



俺は待ち合わせによく使われてるベンチに座る。



もうすぐ14時だ…。


そろそろ終わったか?



来ない…



来ない…



時間は刻々と過ぎて行き、駅前の大時計は16時を指す。



やっぱり来なかった…。



はぁ…。



俺は立ち上がり重い気分で歩きだそうとした。