「おい、お前さ、何で俺にあんなにつっかかってくるわけ?」

「あぁ、太一がアタシの大嫌いな奴に似過ぎててムカついたの♪」

「はぁ?それってひどくね!?俺、何もしてねぇじゃん!!」

「ごめんごめん♪」



純はコンビニで会った時とは大違いだ。



「太一、アタシ帰る♪じゃあね♪」



あっと言う間に席を立って帰って行った純。



あいつは何者なんだ!?



まぁいいか。
もう関わる事もねぇしな。



そう思うと少しだけ俺の心が苦しくなった。



俺は居酒屋を出て家に帰る。



純との会話を思い出しながら。



何であいつの事を考えてんだ!?



俺は家に帰り、風呂に入ってベッドに潜り込む。



目をつぶると浮かんでくるのは純の笑ってる顔。



消えない。



純が俺の瞼の裏から消えない…