「でも…。太一には甘えられない。」

「何でだよ…。やっと見つけたのに。戻ってこいよ。」

「ムリだよ…。迷惑かけるだけだよ。」



迷惑…。



迷惑なのは純がいない事だぞ?



「なぁ純、お前は俺の事嫌いになったの?」

「なってない…。」

「じゃあ好き?」



純は俺の顔を見つめて涙を流す。



「好き…。太一が好き…。会いたかった。ズット寂しかった…。」



泣いてる純を優しく抱きしめた。



「純、戻って来てよ。一華と3人で暮らそう?」

「……。」



純は泣いてるだけで答えない。



「俺の夢は純を幸せにする事。純は俺に夢を叶えろって言ったよな?どうしたら叶うと思う?」

「太一と一緒にいたい…。」

「もう離さねぇよ?」

「うん。」

「純、俺と結婚してください。」



純はビックリして顔を上げた。