「イチ、赤点あったか??」



拓と香奈が心配して休み時間に来た。



「拓、お前何位?」

「俺?63位かな?」

「香奈は??」


「今回は難しかったから59位だよ。」

「だよな…。」



やっぱりこれは何かの間違いだ。



「それよりイチ、赤点は!?」

「5…」

「は?じゃあお前留年…。」

「違う。5位。」

「何が!?」



拓と香奈は、さっぱりわからないと言った顔をしてる。



「コレ…」



俺は成績表を見せた。



「「5位ぃぃぃぃ!?」」

「しかも平均96点って…。」

「カンニングか!?」


やっぱり間違いじゃなさそうだ。



よかった…。



「市川、お前、別人か!?数学100点だったぞ!?」



中先もビックリ。